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日本の現在のカニ流通量を知る!!
松葉ガニ、間人ガニ、越前ガニなど、国産ズワイガニの水揚げ量はほんのわずか。国産ズワイガニを食べたくてもなかなか簡単には食べられない現状を、まずは御理解頂くために、国産ズワイガニと輸入ズワイガニの比率について説明致します。90年代前半の乱獲により年々水揚げ量が減少していた国産ズワイガニも、各都道府県毎の資源保護活動により、やっと昨年を上回る水揚げとなった都道府県も出るようになりました。



■国内におけるカニの水揚げ量 2000(平成12)年 1〜12月
 まず最初に、現在の日本国内で一年間に水揚げされる、松葉ガニや越前ガニを含めたズワイガニの量を確認しましょう。2000年度の統計データでは、約6000トンとなっております。この数を単純に日本の総人口で割ると、一人当たりの食べれる量は50gとなります。一般的なズワイガニの重さは500g以上ですから、10人でやっと1匹のズワイガニを食べれるといったところでしょうか? またズワイガニの6,000tという数字のうち雄蟹はわずか2〜3割程度だと思われます。

種類
水揚げ量(単位:トン)
ズワイガニ(松葉ガニ,越前ガニ等含む,雄雌含む)
約6,000
紅ズワイガニ
約25,000
ガザミ(ワタリガニ)
約3,000
その他カニ
約9,000
合計
約42,000
※カニ産地毎の水揚げ量を知る


■海外から輸入されるカニの量 2000(平成12)年
 国内水揚げ量6,000tのズワイガニに対し、海外から輸入される輸入ズワイガニがどれくらいあるのかというと約60,000t。実に国産水揚げ量の約10倍となる。現在一番盛んにズワイガニが輸入されている国はロシアである。またロシアから輸入されるズワイガニ(約36,000t)のうち、約25,000tは活けズワイガニであり、冷凍されたズワイガニではないことを知って頂きたい。

種類
輸入量(単位:トン)
輸入先
ズワイガニ
約60,000
ロシア約60%,カナダ約30%,アメリカ等
タラバガニ
約40,000
ロシア約90%,アメリカ等


■カニ宿/通販店の現状
 上記のズワイガニの国内水揚げ量、輸入量を比較すると、明らかに国産ズワイガニが希少なことが一目瞭然である。従って、日本国内のカニを扱う温泉旅館/民宿、通販店の多くが輸入ズワイガニを扱っていることを十分に理解して頂きたい。但し勘違いして頂きたくないのは、輸入ズワイガニを扱うのは決して悪いことではありません。問題は、輸入ズワイガニを扱っているにもかかわらず、あたかも国産松葉ガニと勘違いさせるような宣伝を行う業者がいることであって、「○○産輸入ズワイガニです」と明記していれば、客との間のトラブルも頻発しないでしょう。

■輸入ズワイガニの良い点/悪い点
 輸入ズワイガニの魅力は、何といっても国産ズワイガニに比べ安いことである。低予算でカニを腹一杯食べたいという要望を叶えたいなら、間違いなく輸入ズワイガニをお薦めします。また年中いつでも安定した在庫がありますので、好きな時に購入し食べることができるのもウリのひとつです。但し、冷凍状態によっては塩辛すぎたり、蟹味噌が解けてしまっている等、当たり外れがかなりあるのも事実です。

■国産ズワイガニの良い点/悪い点
 国産ズワイガニは、松葉ガニ、間人ガニ、越前ガニなどと水揚げされる地域により呼び名が変わり、鮮度・味の面では、輸入ズワイガニより格段に美味いといえます。特にカニ味噌や足身の刺身などは、国産ズワイガニならではの食べ方でしょう。但し国産ズワイガニには、大きさや身/味噌の詰まり等により、約10段階の等級がありますので、国産だからどれも最高の味というわけにはいきません。また等級の良いカニでも、水槽などで長く保管されると身が落ちるなど、非常にデリケートな生物なので、その選別は非常に難しいものです。ただし、天候や気象条件により、数日間水揚げ無いような時には、安い時の倍以上の価格となることもあります。


※掲載されている統計データは、農林水産省、税関など、公式情報を基にしたものです。




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